This Category : ・・・★ 病院&お薬

--.--.-- *--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.05.06 *Fri

京都の動物病院について

酸素ハウスを引き取りに来てくれた方は三重県にある
某会社のきさくな社長さんでした。

担当区域は三重県、愛知県、岐阜県、
奈良県、滋賀県、京都府南部(京都市内含む)。

酸素ハウスをはじめ、動物病院用の
外科用の鋼製器具の販売をされているので
多くの動物病院に出入りされているようでした。

京都市の動物病院でオススメの病院を聞きましたが、
「う~ん」と、すぐに返事はかえってきませんでした。

京都の動物医療は残念ながら、
関西でも特に遅れているし、意識が低いように感じるそうです。
(なんでも岐阜には凄い病院があるとか…)

「症状や病気によってご希望の病院とは
違うかもしれしれませんが…」ということで
教えて貰った病院を何箇所か…。

大きな設備(CT)もないし、大学での研究が長く、
人に対して若干??無愛想??だけれど
動物には優しく本当に真摯に向き合っている
「アルマジロ動物病院」中京区の吉田獣医師

先生は若いけれど、熱意に溢れて頑張っている
「ひとみ病院」左京区の人見獣医師


京都市内で各科に特化した大きい病院はここだけ…?
京都でペットと暮らしてる皆さんはご存知の
「ダクタリ動物病院」西京区

神経病に関連した疾患に特化した治療をサポートしてる
「KyotoAR(京都動物高度医療センター)」久御山

などを教えて頂きました。

(これはあくまで一個人の意見です。
 これらの病院がよいかどうかの判断、またその結果など
 当ブログは責任を負いかねますのでご了承下さい。)


動物医療、里親の審査基準の甘さ、国の対応など
「日本の動物のとりまく環境は本当に遅れていますよ…!」

と、私の事を一瞬忘れて?憤慨気味に真剣に語ってくれました。

そして、
酸素ハウスの引き取りが終わって
さらにガランとした部屋の中で、
いろいろな事を考えて調べた一日となりました。

20110228-2.jpg

「何を考えてるか、あたちにはいつもお見通しにゃ☆」


いつも一緒だったからね。
これからも
いつも一緒だからね^^


いつもご訪問ありがとうございます☆
よかったらポチっと応援お願いいたします^^
↓  ↓  ↓  
にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ
スポンサーサイト

2011.04.12 *Tue

【追憶3】

2月7日(月)午後7時15分過ぎ。

家から自転車で5分の病院へ行くと、
3つある診察室は全て診察中で
待合室には一組の患者さんだけが
診察待ちの状態だった。

受付では、自宅でも猫6匹と暮らしている
猫好きの事務員のIさんがいつものように明るく迎えてれた。

そして、私を見つけると
事務室の奥へ姿を消したかと思うと
すぐに酸素室のあるICUに行くように私に告げた。

…おかしい。

と思った。

いつもなら
たびをキャリーバッグに入いれて
「お待たせしました~」なのに。

胸騒ぎがしながら、通路を通る。
酸素室のあるICUのドアが開け放たれていた。

通路から部屋を覗くと、
当日は主治医Y先生は非番だった為、
たびを何度か診察して貰っているM先生と、
看護士さん2人が処置台に向かって
慌ただしく何かをしていた。

処置台に横たわっているのは、たびだった。

動いているのかも判らない。

「え?」
と付き添っている事務のIさんを見る。

「お電話を頂いてからすぐに容態が悪化したらしいのですが…」

「?!」
この10分たらずで急変?

さっきまで明るかったIさんの表情が硬い。
今まで明るく振る舞っていたのか。

狭いICU室内で慌ただしく動く医師と看護士さんたち。

その緊迫感が私を嫌な予感に駆り立てた。

「嘘?嘘でしょ?何?何でこうなるの?…いや、嫌…」

何が嫌なのか判らず、ICUに入る事が出来ず、Iさんにしがみついた。
Iさんは私の手を握り、黙ったまま目が潤んでいる。

「お姉さんに入ってもらって」と先生の声がした。

眉間にしわを寄せた看護士さんが私を呼びにきた。

ICUに入る。
心電図か何かにつながっているたび。
先生が必死に何かをしているが判らない。

たびの胸の辺りがびしょびしょに濡れている。
電気ショックにかけられたのだろうか?

たびに処置をしながら簡単に状況を説明された。

排便の際、固い宿便を出すために力んだ為、
血圧が上がり、その為に心臓に負担がかかった。

というのが急変した理由らしい。

看護士さんが、
喉に詰まっているもの(痰?)を取る為に
細いホースをたびの口に入れているが
ホースからは思うようなものは出て来ない。

何かを準備するように促された看護士さんがその場を離れると
私はたびの口からホースを抜いた。

たびの瞳を覗き込む。

半開きの口と瞳。
死んでいなかったが、意識が朦朧としていた。

「たび、たび、たび、

おねぇちゃんやで。
おねぇちゃん来たよ。
遅くなってごめんな。
お家帰ろう。

カニカマあるよ。砂肝もあるよ。

お家帰ってごはんたべよう。

お家帰ろう。

ごはんたべよう。たび。」

ぴくっと反応があった。

横たわってるだけのたびが頭をもたげ私を見た。

「ご、ごあ…ん」


「そう、ごあん!ごあんたべよ!
 ごあんたべよう!
 おうちに帰ろう!たび!」

たびの両目が確実に私を認識して、瞳孔が動いている。

まだ生きている。

まだ意識があって私が判り、
ごはんを欲しがっているではないか。

「先生。たびは助かるんですよね?」

「判りません。
 …が、次の処置で無理でしたら…」

と言って看護士に準備させたものを手にとった。

「少し痙攣させますね」

といって、左足に注射を打った。
多分、強力な心臓へのカンフル剤だったのだろう。

注射されてすぐに
たびはビクリッと痙攣し、目を見開き
あわあわと震えながらのけぞり、再び倒れた。

「たび!たび!!たびっ!!!」

その間中、たびの名前を叫び続けた。
たびの両手を強く握る。

名前を呼び続ける私を目を見開いて見つめるたび。
何か言いたそうな半開きの口。

私の声に反応して瞳孔が動いてる。

私はたびの名前を呼び続けた。

何度も瞳孔が反応している。

ぱっと広がっては、萎縮し、

そして、大きく広がった。

深いブルーの瞳孔は
広がったまま次に動く事は、なかった。

さっきまで薄いピンクだった舌が
みるみると紫色になった。

遠のく意識の中
ひたすら私を見つめ続け

たびがこの世を去った瞬間だった。




その間、先生はずっと心臓?マッサージをしていた。
(心臓というか胃の辺りを押していた)
先生が押す度に、たびの口から

「しゅっ…しゅっ…しゅっ…」

と小さな呼吸が漏れる。

父を亡くしている経験から私は知っていた。

たびの心臓はもう止まっている事を。

まだ先生はたびの体を押している。
空虚にしか見えなかった。

「先生、もう止めて下さい。
 たびはもう死んでるんでしょう?」

先生は無言のままやめなかった。

素人が見ても死んでるのが判ってるのに。

何故だろうか?
誠実さが伝わってこない。
たびや私への思いやりを感じない。

色眼鏡かもしれないが、

“これだけやってるからそうなっても仕方がない”

というパフォーマンスにしか
私には見えなくなっていた。

「本当にやめて下さい…!」

すると先生は、あっさりとやめて、
看護士に「瞳孔チェックして」と指示した。
自分では死を確認しないのか?

瞳孔や舌のチェック後、看護士が首を振る。
そんな事をしなくても、判ってるというのに。

M先生がゆっくりと、さっきと同じ説明を話しだした。

「お姉さんが来られる少し前に、
 大量の便を出して、それから容態が急変して…
 夏の入院時も一度ありましたよね?
 今度は心臓に負担が大き過ぎたようで…
 お姉さんに便を見せてあげて」

と先生。看護士さんが、たびの入っていた酸素室から
たびのお気に入りの赤いフリースを持って来た。

その中にコロコロと黒い便がいくつかあったが大量とは言えない。
心なく私は「ああそうですね」と返答した。

「お昼にはお弁当(ウェットフード)も完食してたんです。
 前程元気ではなかったにせよ、顔を出すと反応してくれて、
 本当にニンゲンが好きな猫ちゃんだったんですね。
 
お姉さんも長い事、よく頑張りましたよね。
つきっきりでしたもんね…。
この首輪のお守りもお姉さんが?」

と、今はどうでもいいような質問をしてくる。

「力及ばず…申し訳ないです」

の言葉もなかった。

先生が悪い訳ではないのだ。
先生も最善の処置をしてくれたはず。(と思いたい。)
理由も聞かされた。

でも、どうしても納得がいかない。理解出来ない。

「何故こうなったのか?」
と言う疑問が頭から出て来て離れない。

宿便が出て、腰がへばって動けなくなることは
ハイツではしばしばあった。

目が飛び出して、低血糖になったあの時だって、
泡を吹いて死んだかと思ったくらい昏睡していたが、
病院へ行き、ブドウ糖などの処置をしてもらったら回復をした。

心臓に負担があったにせよ、
今回の直接の死因は本当は何だったのだろう?

しかし。
それを今、問うたところでどうなるのか?

という気持ちがあり、

何よりもそもそも
たびを病院へ連れて来てしまったという
判断ミスした自分を呪うしかなかった。

どうして私は病院へ連れて来てしまったのか!

そう自分を責めるしかなかった。

「これから、体から体液や便が出てくると思います。
 冬場なので3、4日は大丈夫と思いますが…。
 たびちゃんの体をこちらで洗って処置をしてから
 お返しする事もできますがどうされますか?」

これ以上、病院に置いておける訳がない。

「家で私が洗いますから結構です。」

「では準備をさせて頂きますので、
あちらの診察室へ移動して下さい。」

「タオルもフリースも家で洗いますのでそのまま返して下さい。」

「判りました。では詰め物の脱脂綿などを準備致しますので」

別の診察室に移動して、
しばらく、たびと二人きりになった。

号泣するかと思ったが
あまり涙は出ない。

思えばまだその時は、
心がまだ理解出来ていなかったのだと思う。

非現実の世界にいるようだった。

たびは近い日にいなくなると覚悟していた。

が。

それは、今日、今、ここでだったのか?

家で穏やかに息を引き取らせようと思っていて
結局、こんな苦しい思いをさせる事になるなんて。

病院の酸素室まで入れてやらなくてよかったのでは?
息が苦しくても家でいたほうがよかったのでは?

自分が情けなくて悔しくても
泣くなんて事は許されないような気がしていた。

しばらくすると、看護士さんが来られ
詰め物や保冷剤、霊園などの紹介の説明書をくださった。

そして、半分開いているたびの瞳にワセリンを塗り
瞳を閉じさせて下さり、宿便をさらに取って下さった。

何個か取れて、
「まだあるんですけれど…」
と言われたが、これ以上、たびの体に無理をさせたくないし
私は便が出る事に不快感はないので
「もう結構ですよ」
と伝えた。

そうこうしていると、
非番だったはずの主治医のY先生が、
私服の上に白い診察着を羽織って息を切らして
診察室へ入ってきた。

その瞬間、涙が溢れてしまった。

「せんせ…」

先生は私に一礼をすると
診察台に横たわるたびを凝視し、

「…なんで?」
と後から入ってきた看護士に問いかけた。

言いにくそうに小さい声で

「あの…低血糖になっていて…、
 あっ、でも死因は便の力みです。」

黙っているY先生。

その時、私は初めて低血糖という言葉を耳にした。
M先生は状況説明のとき、低血糖の事は言わなかった。

もしかして、
ぐったりしてたのは心臓が原因でなく低血糖だったのでは?

もしかして
ブドウ糖を打ち、安静にしていればよかったのでは?

酸素放出で寒くなりがちの酸素室の温度管理は万全だったのか?

あんな余計に心臓に負担が掛かるカンフル剤や
心臓ショックの様な事をしなくても良かったのでは?

すぐ慌てるくせのあるというM先生が、
様態にびっくりして、間違った処置をしたとか?

など色々思いが巡り、Y先生に尋ねようとしたが、
涙が堰を切った瞬間、理性が吹っ飛んでしまい、
少しも言葉がでなかった。

早く病院を出たかったが、
「もうすぐM(先生)が参りますので暫くお待ち下さい」
と看護士が何度も診察室を出入りして様子を見に行くが
いっこうに来る気配がない。

診察を待っている患者は居ないはずだ。
よしんば居たとしても、先生は他に二人もいる。
何故、来ないのだろう?

かなり待たされ、重い空気だけが漂う。

「もういいです。早く帰らせて下さい」
と私は言った。

病院から出る時、主治医のY先生と看護士さんが見送ってくれた。
Iさんは泣きながら見送ってくれた。

処置してくれたM先生は見送りについに来なかった…。




私は、自転車を漕ぐ気力がなく、
たびを前カゴに入れて、ささえて歩くのがやっとで
泣きながらうなだれてハイツへと帰った。

ハイツに帰ってすぐに、たびをお風呂へ入れた。

「たび、ごめんな。
 病院なんか連れていってごめん。
 ほんまにごめんな」

たびの体は柔らかくて、くにゃくにゃだが、
右腕だけやや固くなってきていた。
痛い思いをすると硬直すると聞く。
よく見ると、脇側に内出血をしていた。
こちらに注射をたくさん打たれたのだろうか。

「ドライヤー嫌いやけど我慢してな。
 最後まで我慢ばっかりさせて
 ほんまにごめんな。
 出来の悪い相方でほんまにごめんやで」

何度も、何度も謝りながら、
手際よく出来ず、一時間以上ドライヤーをかけた。

病院の薬品のような臭いが取れて
白くて長いフサフサの胸毛が可愛い
いつものたびに戻ったようだった。

そして、いつも寝ている
茶色のサークルベッドに寝かせる。

半開きだった口は撫でていたら閉じていった。

ワセリンを塗られても少し開いてしまった瞳も
こめかみや瞳を優しく撫でると無理をせずとも閉じていった。

そして、
まるで微笑んでいるような表情になったのだった。

私はその表情を見た瞬間、大声を出して泣いてしまった。

たびは天国へ行ってしまったと
ようやく心が理解したのだろうか。

何度も何度も、名前を呼んだ。

今更ながら、旅立ったのを引き止めるように。

「たび、たび…!たーちゃん!たーちゃん…!!」

涙は止めようにも止められなかった。


泣きながら、病院から持って帰ってきたもの片付け始めた。

赤いフリースを広げると、
かなりの広範囲にわたってぐっしょりと濡れていた。

「?」

それは絞ると、したたり落ちるくらいに濡れていた。
フェイスタオル大くらいの面積は十分に濡れて重たくなっていた。

それは唾液だった。

それだけの量の泡を吹いて倒れていた時間があったのだ。
それだけの時間、気づかれずに放置されていたのだ。

10分やそこらで出る量では無い。

私が電話した後に、すぐ急変したというのは嘘だ。
電話を受けてたびの様子を見にいったら、すでに倒れていて
そして、見つけた時にはかなりの時間が経っていたのだろう。

M先生は嘘をついている…。

しかし、その時の私には
問いただす気力や怒りは無かった。

そんな事をしてもたびは帰っては来ないのだから。

そして、病院へ連れていったのは私なのだから。

今はただひたすら、たびをいたわってやりたかった。

「疲れたなぁ、たび。
 お疲れさんやったなぁ。
 辛かったなぁ。ごめんなぁ。」

昨日の夜、布団のへりを枕にして、
ぐるぐると言ってくれた たびはいない。

今夜は、無言のままだ。

泣き崩れ、理性が崩壊し、
どうしようもない私に
微笑みかけながら、たびは私の横で寝ている。

「たび、私を叱ってよ。
 なんてことするのよ!って。
 おねぇちゃんのバカ!!って。
 取り憑いていいから帰って来て。
 たび、たび、たび…」

いつものようにこめかみを撫でながら、
私はたびの右手を握りながら眠りについた。

でも、殆ど寝る事は出来なかった。

何度も起きて、たびが居る事を確認してしまう。

たびはここにいる。
でも、
たびはここにいない。

いるけど、いない。でも、いる…。

そうやって次の朝が来るまで
小さな脳ミソで、今すぐ答えの出ない、
押し問答を繰り返しすることとなった。




…こうして、
たびは私のせいで
虹の橋を渡る時期を早めてしまったのでした。


もっとよい方法があったはず。
なんて、情けない相方だ!
怒り憤懣、思われる方もいるでしょう。

でも、これが、あの時に
やれるだけやっての事でした。

悲しく辛く思い出したくない出来事です。

こういった事は、
自分だけの心に留めておけばいいと思います。

でも、それでは風化する可能性がある。
時が経ち、自分の中で美化してしまうかもしれない。
(今もすでにしているかもしれません)

思い出は良いものだけでいいと
ひとは言うかもしれません。

それでいいと思います。

時間の長さは違えど
時が立てば、ひとは立ち直り
良い思い出ばかりで、
愛する者を想い馳せる事が出来るようになれる。

自分のせいにするなと
言ってくれるひとも沢山います。

だからこそ

私は自分への戒めとして
この記事を残しておきたいと思います。



この辛い日の重く見苦しい記事を目を通し
一緒にお付き合い下さった方に心より感謝します。

ありがとうございました。

にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ 


追伸)私は大丈夫です。
この記事に向き合えるだけ元気になっています。
どうかご心配なさらないで下さいね。

2011.04.04 *Mon

【追憶2】

2月7日(月)の朝、
目覚めると布団のへりに、たびは居なかった。
布団の中でもぞもぞしていても、たびは起こしに来なかった。

恐る恐る「たび」と声をかけると
たびは無言ながら居間からゆっくり歩いて来てくれた。

私はほんの少しホッとした。

彼女がMAXにしんどい時や辛い時は
玄関や、トイレ、風呂といった冷たい所に行き、
呼んだって来ることはないから。

しかし、
夜食は相変わらず食べていない。
新しい、ウェットフードを出すと
少し食べるがすぐやめてしまう。
ありとあらゆるウェットを出してみたが、
全く食べないか、少し食べるかで
勢い良く食べることはない。

大好きなカニカマも砂ズリも
少し食べるけれどここ数日完食しない。

やっぱり全体的に元気はないものの、
ふらつく事もなくコタツの中へ入る動きなどは機敏だし
予定通り病院へ連れて行くことにした。

間違って肺に入るのが怖くて
強制餌食は一度もしていなかった。

したほうがいいのか、
今夜先生に聞こう。

そして、点滴もしてもらおう。

血糖値は103mg/dL。

低血糖にはなっていない。

貰った薬を飲ませられなかった事や
すでに少量のインスリンを打った事、
水をたくさんやって欲しい事
お弁当(ウェットフード)を与えて欲しい事、
その他いろいろ注意事項をメモをして
慌ただしく、たびを病院へ連れて行った。

受付でいつもの看護婦さんに挨拶をして
メモを渡し、キャリーバッグに入ってる赤いフリースも
寒くなりがちな酸素室に入れて欲しい事などを伝えた。

「今日突然、危篤になるって事はないと思いますけど、
 どうか酸素の管理の方、宜しくお願いいたします。
 詳細はメモを見てください。
 何かあったらすぐ携帯に電話をお願いします。
 酸素室取り付けが5時30~6時予定なので
 夕方6時30分すぎには伺えると思います。」

「はい。判りました。たびちゃん、がんばろうね~。」

私も看護婦さんも笑顔だった。

「たび、今日半日だけがまんしてな」

とキャリーバッグを開けて、撫でると

「にに」

と、
いつものよそいきの声で、小さく、鳴いた。

顔をフリースに埋めてしまっていたので
たびの顔を見れないまま、
私は仕事場へ向かった。


じりじりとしか経たない時間と格闘し、
私は予定した時刻に早退して
職場から猛ダッシュで家に帰った。

5時10分過ぎには家に戻り、
酸素室が来るのを今か今かと待っていた。

固定電話が鳴った。

「すいません、○○テクノ(酸素室業者)ですが、
 今、○△通りまで来ているのですが、
 道が混んでまして…6時過ぎると思います。
 すいません。」

「そうですか…、判りました。」

と伝え、早く来て欲しい気持ちを押さえ電話を切った。

そして6時過ぎてまた電話が鳴り、

「すいません、道に迷ってしまったようで…
 今、○○辺りにいるのですが…、
 お住まいはどこら辺でしょうか?」

「…!!!?」

カーナビ付いてないのか?
地図は?
と問うてみたが、
どうやら営業マンではなく、
しかも三重から来てるのもあって、
細かい住宅地理が全く判らないらしい。

泣きたくなるのを堪えて、
急いで私は携帯を持って外へ飛び出し、
数十分、誘導しながらやっと来てもらった。

すでに6時40分を回っていた。

私がかなり焦っているのが判ったのか、
慌てて設置して、操作方法や料金説明などを
簡単に説明して帰っていかれた。

重たい酸素室と酸素器具を持って来たのは
営業マンの男性ではなく、事務の女性の方だった。

今週は本当に忙しいらしく営業マンだけでは
人手不足なので事務まで駆り出されたの事だった。

仕方ないとはいえ、かなりの時間のロスになった。

20110404.jpg

ようやく、酸素室がやってきた。

高濃度の酸素室から
通常の酸素濃度の部屋に戻すのは体に負担がかかる。
という事を主治医から聞かされていた私は
帰宅してすぐに、たびを病院からを連れて帰りたいのを
我慢して、我慢して、酸素室が来るのを待っていたのだ。

たびを一刻も早く連れて帰りたい。

いつものように私は病院へ、たびを引き取りの電話をした。

「遅くなりました。今からたびを取りに行ってもいいですか?」

「あ、△○さん、こんばんは☆
はい少々お待ち下さい。先生に確認しますね」

「お待たせしました。
たびちゃん今から引き取り大丈夫です。
気をつけてお越し下さいね」

仲の良い受付事務のおねいさんが明るく言葉をかけてくれた。

すでに夜の7時を回っていたが、
その明るい声を聞き、私は少し安心しながらも、
急いで自転車で病院へ向かった。


(つづく)

にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ 

読んで下さってありがとうございます。
一気に書けなくてごめんなさい…。
書くとなるとまだ動揺してしまい、
泣けて冷静に書けない情けない私です。
コメントも本当にありがとうございます。
みなさんのところへ訪問しても
コメントしていませんが、
読み逃げ&応援ポチ逃げだけさせて貰っています。
もう少しだけ、すいません…。

2011.03.28 *Mon

四十九日 【追憶1】

今日で四十九日。
虹の橋に渡った、たびの経緯について記録を残す。

----------------------------------------------------------


2月6日(日)の午前中
たびをかかりつけの動物病院へ連れて行った。

4日(金)の朝にご飯の食べ残しを見つけて
いろいろと経過を見ていると、
カリカリは食べないけれど、
ウェットなら少し食べる事から
またもや歯が原因なのかどうか調べてもらう為だった。

主治医のY先生に歯を見てもらう。

「歯が痛いかなぁ?歯石も酷くないし、
これだけ触らせてくれるって事は
歯の痛みで食べないんじゃないと思います。」

「心拍数が多いし、肺に雑音が聴こえるのが気になるなぁ。
レントゲン撮ってみましょうか。おねえさんは暫く外で待ってて下さい」

いつもより長い時間待たされたような気がする。

Y先生自ら私を呼びに来こられた。

「左肺の下部分に濃く白い靄(もや)がかかっています。
 そして、上部は健康なので黒く写り何もありません。
 夏の入院の時は肺全体にうっすら白く靄がかかっていて、
 肺全体に水分があったのが判りますが、今回は下部だけ。
 これは霧状というよりは液体的何かで。
 それが水分か血液かは今の段階では判りません。
 そして、
 心臓の上部にあたりに突起した影がみれられます。
(あさりのなど貝の口のような感じで写っていた)
 こんなところに良性の腫瘍が出来ることはまず無くて
 もし、この影が腫瘍なら十中八九、悪性と考えられます。
 ただ、他の患者さんで、腫瘍と思っていたら違っていた件も
 稀にありますので、絶対とはいいきれないのですが…。
 食事もしかしたら、肺が圧迫して苦しくて
 食べつらかったのかもしれません。
 手術は出来ないですから、温存でどうやって
 出来るだけ穏やかに余命を過せるかという方向になります。」

絶対、腫瘍と言い切れない
と言いながら、先生は余命の事を言う。

たびは夏は越せないのだろう…。

春は?
春風にはあててやることはできるのだろうか?


「・・・・・先生、たびはいつまで生きられるのですか?」


「なんとも言えませんが…、早くて一ヶ月…。」


「早くて一ヶ月…。がんばったらもうすこしは生きられますか?」


「こればっかりは、なんとも言えません。
 そして、今後の治療の事ですが、
 病院で預かっていいのですが、莫大な費用がかかりますし、
 たびちゃんの為にも自宅で療養したほうがいいと思います。
 まずは、出来るだけ早く自宅に酸素室を用意してあげて下さい。
 少しでも呼吸が楽になります。
 今日連絡すれば、明日の午前中には来ると思います。
 レンタル酸素室の案内書を渡しますね。」

利尿剤や痛み止めなどの薬と共に
輸液も無理を言って処方してもらった。
そしてレンタル酸素室の業者のパンフレットを貰って
ひとまず、たびとふたりで家に帰った。

即入院とは言わなかったから大丈夫。
食欲も全くないわけでないし、
呼吸もヒューヒューと言ってるわけでもない。
何より表情がしっかりしてるし、
帰ったら爪も研いだりもしていたのだ。

家に帰ると14時になろうかとしていた。

急いで紹介されたレンタル酸素の店へ電話をすると、
明日の午前中は無理で午後14時過ぎるという。
この時期、体調をくずしている子が多く予約でいっぱいらしい。
一旦電話を切り、以前からネットで調べておいた別の店へ連絡してみた。
するとやはり明日の午前中は無理だという。

酸素室の大きさや屋内の湿度温度管理、値段などを
色々検討したあげく、結局、主治医に紹介してもらった業者へお願いした。

そしてどうせ到着が14時頃になるなら
17時30分に来るようにしてもらって仕事に行く事にした。

たびが目が飛び出して、ひん死になった状態や
もっと呼吸がしんどくなった状態を見ている私は
今すぐ、つきっきりで看病する程ではないと確信していた。

それに、状態が悪いなら午前中の診察の時に
酸素室のあるICUに即入院させられた筈だから。
(夏の呼吸状態の時がそうだった)

それでも一応念のために主治医に電話をした。
「酸素室は午前中には準備できないようなのです。
 一日だけ、病院の酸素室に入れてもらえませんか?」

「判りました。だた、僕は明日は非番なので、
 M先生にひと通り伝えておきますね。」

「それでもいいです。
 たびが少しでも楽になるなら。
 夕方には酸素室を準備して、受け取りに伺いますのでお願いします。」


そして私は掃除を始めた。
酸素室に入れるトイレしっかり洗って砂も新品にした。
部屋も酸素室を入れられるだけのスペースを作った。
寂しくないようにいつも居る場所に。
酸素室の温度は変えられないから
ホットカーペットの上に置こう。
それでも寒いかもしれないから、
電気アンカも柔らかく大きいのを買っておこう。
酸素室には毛布をかけて暗くしてやろう。
明日からは、酸素室のある居間で一緒に寝よう。

延長コードや栄養強化のウェットフードを買うのに奔走して
日曜日の陽は暮れた。

たびは夕食もカリカリを砕いてやったが食べなかった。
砂肝も細かく切ってやったがそれほど食べない。
ウェットも色々試したが少し食べる程度。
カリカリに乗ったカツオブシは食べる勢いはある。
食欲はあるんだね。
なんでもいいよ。
食べてくれるなら。
今更、制限なんてしないし、
食べたいだけお食べ。

年を重ねて、たびは近寄るだけでもゴロゴロ言うようになった。

「たび」
声をかけると、いつものようにゴロゴロ言う。

「まだ、大丈夫だよね?
いつもあんまり大きいゴロゴロ言うから、
心臓疲れちゃったのかな?」

やっぱり、ちょっとしんどそうな表情だけど、
目にはまだ力があった。

「あたしまだ大丈夫にゃ。」


その夜、珍しい事があった。

たびはいつもの時間になると居間にある
茶色のサークルベッドで寝るのだが、
その夜は私の布団のへりを枕にして丸くなりだした。

私の寝室は寒い。
たび用の段ボールで囲ったアンカ付きベッドもあるのだが、
真冬になってからは使用されていない。
なので、ホットカーペットが24時間つけっぱなしの暖かい居間で
コタツの中かサークルベッドで寝るのがいつもなのに。

「たーちゃん、そこ寒いよ。
 サークルベッドに行きな。」

と動かそうとすると、ゴロゴロ言いながら文句を言われてしまう。

仕方ないので、フリースを沢山かけてやる。
寒くなったら自分で向こうの部屋へ行くだろう。


「たーび、今夜は久しぶりにねぇやと一緒に寝よっかぁ」

ゴロゴロ言い続けるたびのこめかみを
いつまでも撫でながら夜を過した。

それが
たびとの最後の夜になるとは夢にも思わずに。


(つづく)

にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ 



 
 

2010.09.08 *Wed

聴診器はダブルで★

mixiのコニュで書き込みをしたら、個人的にメッセージまでくれて
本当に丁寧にいろいろ教えて下さる方がいらっしゃいました。
(現在、先方様の未承諾につきご紹介する事を控えさせて頂きます)

「心拍の把握も大切ですよ」とのことで早速聴診器の購入を検討する。


1,000円以下から90,000円以上のものまでまさにピンからキリまで。
(おもちゃ、看護師用~医者用からまであるからなのです。)

激安なのにはちょっとした落とし穴がある。

シングルなのだ。

そして、ステンレス製でなくアルミ製だったりとか。
(軽くていいが錆びやすいなどのデメリットあり。)

ナーススコープ(聴診器)には
シングルとダブル、また内バネ式と外バネ式がある。


シングルタイプは主に血圧を測るもので、心音を聴くのには向いていない。

対して、ダブルタイプは心音(低音)、呼吸音(高音)を聴くのに使用する。


内バネ式はチューブに内臓されているので雑音の遮断性に優れているらしい。

そんな訳で、安価のものはシングルで外バネ式のものが多い。

皆さんも目的によって検討して下さいね。

20100908-1.jpg


ちなみに私はもちろんダブルスコープ、バネは外バネ式にした。

内バネ式と迷ったけど、そこまでしなくていいかな?と思って。

値段は送料込みで1,900円くらいかな?(安い!?)



自分の心臓の音を聴いてみる。

おお☆しっかり聞こえるど~!
ちょっと…頼りない音だけど私の心臓大丈夫かな(;^_^A

手首に当てると血圧もとれる。



早速、たびのを聴いてみよう!




あれ?

聴こえない…。

お腹の胃液のキュルキュルとかは聴こえるけど、心音が聞き取れない…


何故なら、

聴診器を嫌がる事なく、
胸にあてると爆音でゴロゴロ言ってしまうからなのでしたorz



いや、怖がらないのはいんだけどね…。

たび、ゴロゴロ、ちょっとだけ止めてくれるかな?


しつこくお医者さんごっこ(苦笑)をやってるとさすがに嫌がる猫。

20100903-3.jpg

第四の避暑地、エアコン効く居間の「THE こたつ」の中へ

頭隠してオチリ隠さず。

オチリは寒くってもいいの?

いや、いんだけどね…( ^ ∇ ^ ;)


ゴロゴロの中に心音を探せねばなるまいか?



何度やっても、爆音ゴロゴロが耳をつんざくゼ★
たびちゃーん、ねえやに心音聴かせてちょうだいー!orz

br_decobanner_20100607.gif  にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ  



多忙につき、マンガ描けませんでした…orz ゆるちてー


ランキング

下記のランキングに参加しています★
応援よろしくお願いいたします。
(一日一回クリック有効☆)
にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ
にほんブログ村

br_decobanner_20100607.gif



置き手紙

いつもご訪問ありがとうございます☆
FC2ブログでない方でコメント頂かなくても
こちらにURLだけ残してくだされば
後ほど必ず訪問させて頂きます☆
(登録は一度でOKです^^)

おきてがみ



プロフィール

ねぇや

Author:ねぇや
京都在住。

ボキャブラリー不足ゆえに
悪戦苦闘しながら日々blogを更新中☆

毎朝、たびの【猛烈甘え】起こしテクを
堪能したい為にタヌキ寝入りを続行中☆


05-07-26_19-52.jpg

Hiroine: たび (白黒MIX)
Brithday:1994年9月5日(頃)

2011年2月7日
16歳5ヶ月で虹の橋へ…☆

白い靴下に黒いひじあてを付けるという
難解なファッションセンスの持ち主。

左口元のホクロがチャームポイント。

一言でいえばツンデレ系?
基本的、甘えて来ることはなく
だっこも苦手。
寝るのも別布団(涙)
私を起こす時に異常に甘えるのは
もちろん、ごはんが欲しいから☆

SHE LOVE KANIKAMA!!

もしこの世からカニカマがなくなると
病気ではなくても平気で虹の橋へ
渡って行きそうでコワい(苦笑)

不機嫌?な顔つきだけど
いつもゴロゴロ☆ゴロゴロ☆

年をとるにつれて、
文句をよく言うようになったけど
それも可愛いと思ってしまう
親バカのねぇやです。

「猫は猫かわいがりしても良し!」

ただし、食事には気をつけて☆


************************

いつもご訪問して下さって
本当にありがとうございます♥

糖尿病、腎不全、高脂血症、歯周病、
軽度の白内障、尿石症、関節炎と
2010年に肥大型心筋症を発症。
   
色んな病気を抱えているので
複雑に絡み合って症状が出る
たびですが、愛くるしく、
頑張って生活してくれてるのを
嬉しく幸せに思います。

そんな彼女を少しでも知って頂けたら…。


病気となるとつい必死になって
飼い主さんが息切れしちゃう事が
あると思います。

「あなたは大丈夫?元気?」

このこ達はちゃーんと感じ取ってますよね?

苦しくなる程、無理することなく
お互いが穏やかに暮らせるように
心がけたいとねぇやも考えています。

わたしも笑顔なら、たびも嬉しいはず☆

そして

笑顔と褒めることは何よりの妙薬☆

「たぁちゃん、かっわいー♥」

ウザがられても連呼中☆( ^ ^ )ゞ



カテゴリ



月別アーカイブ



最新コメント



最新記事



LINK

このブログをリンクに追加する



GALLERY

~LOVE~ねこ佑依のYuiちゃん作です♥

とっても可愛く描いてくれて本当にありがとう!



TRACKBACK



検索フォーム



只今のオススメ

上映は終了。レンタルでどうぞ☆



08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
Copyright © たび☆ねこ All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ  ・・・  素材: ふるるか  ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。