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2011.04.04 *Mon

【追憶2】

2月7日(月)の朝、
目覚めると布団のへりに、たびは居なかった。
布団の中でもぞもぞしていても、たびは起こしに来なかった。

恐る恐る「たび」と声をかけると
たびは無言ながら居間からゆっくり歩いて来てくれた。

私はほんの少しホッとした。

彼女がMAXにしんどい時や辛い時は
玄関や、トイレ、風呂といった冷たい所に行き、
呼んだって来ることはないから。

しかし、
夜食は相変わらず食べていない。
新しい、ウェットフードを出すと
少し食べるがすぐやめてしまう。
ありとあらゆるウェットを出してみたが、
全く食べないか、少し食べるかで
勢い良く食べることはない。

大好きなカニカマも砂ズリも
少し食べるけれどここ数日完食しない。

やっぱり全体的に元気はないものの、
ふらつく事もなくコタツの中へ入る動きなどは機敏だし
予定通り病院へ連れて行くことにした。

間違って肺に入るのが怖くて
強制餌食は一度もしていなかった。

したほうがいいのか、
今夜先生に聞こう。

そして、点滴もしてもらおう。

血糖値は103mg/dL。

低血糖にはなっていない。

貰った薬を飲ませられなかった事や
すでに少量のインスリンを打った事、
水をたくさんやって欲しい事
お弁当(ウェットフード)を与えて欲しい事、
その他いろいろ注意事項をメモをして
慌ただしく、たびを病院へ連れて行った。

受付でいつもの看護婦さんに挨拶をして
メモを渡し、キャリーバッグに入ってる赤いフリースも
寒くなりがちな酸素室に入れて欲しい事などを伝えた。

「今日突然、危篤になるって事はないと思いますけど、
 どうか酸素の管理の方、宜しくお願いいたします。
 詳細はメモを見てください。
 何かあったらすぐ携帯に電話をお願いします。
 酸素室取り付けが5時30~6時予定なので
 夕方6時30分すぎには伺えると思います。」

「はい。判りました。たびちゃん、がんばろうね~。」

私も看護婦さんも笑顔だった。

「たび、今日半日だけがまんしてな」

とキャリーバッグを開けて、撫でると

「にに」

と、
いつものよそいきの声で、小さく、鳴いた。

顔をフリースに埋めてしまっていたので
たびの顔を見れないまま、
私は仕事場へ向かった。


じりじりとしか経たない時間と格闘し、
私は予定した時刻に早退して
職場から猛ダッシュで家に帰った。

5時10分過ぎには家に戻り、
酸素室が来るのを今か今かと待っていた。

固定電話が鳴った。

「すいません、○○テクノ(酸素室業者)ですが、
 今、○△通りまで来ているのですが、
 道が混んでまして…6時過ぎると思います。
 すいません。」

「そうですか…、判りました。」

と伝え、早く来て欲しい気持ちを押さえ電話を切った。

そして6時過ぎてまた電話が鳴り、

「すいません、道に迷ってしまったようで…
 今、○○辺りにいるのですが…、
 お住まいはどこら辺でしょうか?」

「…!!!?」

カーナビ付いてないのか?
地図は?
と問うてみたが、
どうやら営業マンではなく、
しかも三重から来てるのもあって、
細かい住宅地理が全く判らないらしい。

泣きたくなるのを堪えて、
急いで私は携帯を持って外へ飛び出し、
数十分、誘導しながらやっと来てもらった。

すでに6時40分を回っていた。

私がかなり焦っているのが判ったのか、
慌てて設置して、操作方法や料金説明などを
簡単に説明して帰っていかれた。

重たい酸素室と酸素器具を持って来たのは
営業マンの男性ではなく、事務の女性の方だった。

今週は本当に忙しいらしく営業マンだけでは
人手不足なので事務まで駆り出されたの事だった。

仕方ないとはいえ、かなりの時間のロスになった。

20110404.jpg

ようやく、酸素室がやってきた。

高濃度の酸素室から
通常の酸素濃度の部屋に戻すのは体に負担がかかる。
という事を主治医から聞かされていた私は
帰宅してすぐに、たびを病院からを連れて帰りたいのを
我慢して、我慢して、酸素室が来るのを待っていたのだ。

たびを一刻も早く連れて帰りたい。

いつものように私は病院へ、たびを引き取りの電話をした。

「遅くなりました。今からたびを取りに行ってもいいですか?」

「あ、△○さん、こんばんは☆
はい少々お待ち下さい。先生に確認しますね」

「お待たせしました。
たびちゃん今から引き取り大丈夫です。
気をつけてお越し下さいね」

仲の良い受付事務のおねいさんが明るく言葉をかけてくれた。

すでに夜の7時を回っていたが、
その明るい声を聞き、私は少し安心しながらも、
急いで自転車で病院へ向かった。


(つづく)

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読んで下さってありがとうございます。
一気に書けなくてごめんなさい…。
書くとなるとまだ動揺してしまい、
泣けて冷静に書けない情けない私です。
コメントも本当にありがとうございます。
みなさんのところへ訪問しても
コメントしていませんが、
読み逃げ&応援ポチ逃げだけさせて貰っています。
もう少しだけ、すいません…。
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COMMENT

こんばんは
急がなくていいんだよ。
何年かかったっていいんだよ。
私も何年もかかったんだ。
ゆっくりで・・・

コメント返しなんて気にしないでね。
2011/04/04(月) 22:21:27 | URL | betipa #o/PXu/q6 [Edit
書いているとその時の事を思い出して辛いですよね。
分かります・・・

心の整理が出来ますように。
2011/04/04(月) 22:58:02 | URL | なかちゃん #oG5YIuiY [Edit
ねぇやさん。ゆっくりゆっくりでいいんですよ^^/
私もゆっくりたびちゃんを受け止めながら
読ませて頂いてます☆
2011/04/05(火) 11:12:51 | URL | にゃんずぱぱち #- [Edit
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/04/05(火) 12:29:23 | | # [Edit
こんにちは^^

ゆっくりゆっくりですよぉ。
私はいまだに先代達の最後を書けずにいます。。。
何度か残しておこうと書きかけてるのですが
途中で辛くて文章進まずなんです(^-^;;
私の場合は後悔ばかりだからかな。。。

ねぇやさんが体を壊す事はたびちゃんが
絶対に許さないと思うので、そこの所だけ
気にしてあげてくださいね^^
2011/04/05(火) 13:50:34 | URL | 柚子 #OFzxPPmQ [Edit
急がず、ゆっくりね
2011/04/05(火) 16:52:58 | URL | 結の父ちゃん #- [Edit
管理人のみ閲覧できます
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2011/04/10(日) 11:39:16 | | # [Edit

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おきてがみ



プロフィール

ねぇや

Author:ねぇや
京都在住。

ボキャブラリー不足ゆえに
悪戦苦闘しながら日々blogを更新中☆

毎朝、たびの【猛烈甘え】起こしテクを
堪能したい為にタヌキ寝入りを続行中☆


05-07-26_19-52.jpg

Hiroine: たび (白黒MIX)
Brithday:1994年9月5日(頃)

2011年2月7日
16歳5ヶ月で虹の橋へ…☆

白い靴下に黒いひじあてを付けるという
難解なファッションセンスの持ち主。

左口元のホクロがチャームポイント。

一言でいえばツンデレ系?
基本的、甘えて来ることはなく
だっこも苦手。
寝るのも別布団(涙)
私を起こす時に異常に甘えるのは
もちろん、ごはんが欲しいから☆

SHE LOVE KANIKAMA!!

もしこの世からカニカマがなくなると
病気ではなくても平気で虹の橋へ
渡って行きそうでコワい(苦笑)

不機嫌?な顔つきだけど
いつもゴロゴロ☆ゴロゴロ☆

年をとるにつれて、
文句をよく言うようになったけど
それも可愛いと思ってしまう
親バカのねぇやです。

「猫は猫かわいがりしても良し!」

ただし、食事には気をつけて☆


************************

いつもご訪問して下さって
本当にありがとうございます♥

糖尿病、腎不全、高脂血症、歯周病、
軽度の白内障、尿石症、関節炎と
2010年に肥大型心筋症を発症。
   
色んな病気を抱えているので
複雑に絡み合って症状が出る
たびですが、愛くるしく、
頑張って生活してくれてるのを
嬉しく幸せに思います。

そんな彼女を少しでも知って頂けたら…。


病気となるとつい必死になって
飼い主さんが息切れしちゃう事が
あると思います。

「あなたは大丈夫?元気?」

このこ達はちゃーんと感じ取ってますよね?

苦しくなる程、無理することなく
お互いが穏やかに暮らせるように
心がけたいとねぇやも考えています。

わたしも笑顔なら、たびも嬉しいはず☆

そして

笑顔と褒めることは何よりの妙薬☆

「たぁちゃん、かっわいー♥」

ウザがられても連呼中☆( ^ ^ )ゞ



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